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1999年発売の様です。
私の祖母が生前使っていたラジカセです。
現在は嫁さんのお父さんがラジオ体操に使っています。
機械に弱い人なので、電源ボタンとCD再生ボタンしか押しません。
2025-11、嫁さんのお父さんが壊してしまったので修理します。
CD再生ボタンがめり込んでしまっています。押せません。

分解してみます。

裏側の矢印箇所のねじ8箇所を外すだけで、前面パネルだけ取り外す事ができました。
上側がいろいろひっかかるので様子見ながら。
前面パネルにはスピーカーとCD eject ボタンがあるので、その配線を千切らない様に注意。

構成としては、下側にCD部、上側にカセット部とコントローラー、右側にチューナー、左側に電源があります。

問題のめり込んでしまっているボタンの裏側です。
多分かなり強い力で無理矢理押した結果だと思います。
タクトスイッチと基板が無事で良かった。
なんでそんな事するんでしょうね。もったいない…。
ボタンの下側が枠につながっているのですが、千切れてしまっていました。
とりあえずABS用接着剤で元通り接着してみた(上写真)のですが…。多分またすぐ折れます。
なので、シリコンシーラントで千切れない様に固定してみます(下写真)。

これで多分もう千切れないでしょう。
ついでに、からまったカセットテープが入っていました。
多分もう20年以上昔のラジカセなので、カセットのメカのゴムベルトは仕事しません。
カセットテープを救出して一応確認しておきます。

ゴムベルトは外れてますね…。
簡単に治せるんだったら治そうかと思ったのですが、簡単ではなさそうです。
余計な事して他の部分を壊してしまうのも嫌なので、今回は治しません。
修理依頼されている訳でもないので。
ところで動作確認中に、ボタンを強く押してしまった理由が分かりました。
土間で使っていた事もありCDが汚れてしまっていて、正しく読み込めない時がありました。
プラスチック(ポリカーボネート)の板を高速回転させているので静電気で砂埃を吸い寄せてしまうんでしょうね。
多分それで、あれぇ〜再生ボタン押してるのに再生してくれないなぁ〜って強く押したのだと思います。
そんな人です。
強く押しても再生出来ない事を伝えて引き渡します。
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