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2010-3、実家のミニコンポが、CDが読めなくて、カセットも再生出来ないから修理して欲しいとの事。
症状を確認してみます。
CDが読めないは再現出来ませんでした。
一応レンズを綿棒でクリーニング。
カセットデッキはモーターが空回り…。
もう10年以上昔の物であろうし、ゴムベルトが寿命である事は予測出来ます。
分解。
天板はCDです。
真ん中にMDモジュール、下にカセットデッキのメカが見えます。
全部取り外します。
カセットデッキのゴムベルト。
平らなのがキャプスタン駆動用、四角の方がリール駆動用。
交換用ベルトを用意する為、採寸します。
ただし、かなりいいかげんです。正確には測れません。ノギスも無いし。
キャプスタン駆動用ベルトは、幅3mm、厚さ0.8mm、直径72mm(=折径110mm)。
リール駆動用ベルトは、幅1.2mm x 1.2mm、直径53mm(=折径80mm)。
これの前後のサイズを用意しようかと思います。
とりあえず、ベルトを掃除しただけでそれなりに動いたので、修理完了です。
リールをひっぱる力がMAXになる辺りで、リールをひっぱれずにすべってしまいます。
ベルトを用意出来たら交換する予定です。
2010-11、再びカセットデッキが動かなくなったので修理して欲しいとの事。
試しにベルトの補修部品をメーカーに問い合わせると、入手出来るとの事。
早速取寄せました。平ベルト\420、角ベルト\420、送料\525、合計\1,365。
分解します。
取り外したカセットデッキメカ部。
ここから2本のベルトを外します。
モーターを外す事によってベルトを外せます。
取り外した古いベルトと新品のベルト。
古いベルトは新品より一回り大きくなってしまっています。
交換して修理完了です。
また10年もつ予定です。
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