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2015-10、フルオートエアコンの温度調整が賢くありません。
寒い日は、適度な温度設定でも際限無く室温が上がり続けます。
温度センサーはココにあります。
上写真赤矢印、エアコン操作パネルの左下辺り、パネルにスリットがある場所です。
ちなみにその左側はキンコンです。
ここからアスピレーターで吸気しています。
アスピレーターは上写真緑矢印の奥にあります。
これが全く回っていません。
吸気していないので温度センサー回りの空気は滞留して温度変化に鈍感になります。
前のY30に乗っていた時、このアスピレーターがビーーって音たててた事があります。
確か5-56で静かになったと思います(20年前の記憶)。
今回は全く回ってなく、手で回してみると軽く回るが、止まってしまいます。
軸の焼き付きとかではなく電圧が来ていない感じです。
電圧を確認しようと配線を辿ってみると。
何とっ。切断されていました。
過去にアスピレーターの異音対策で配線を切断したのでしょうか。
この配線のすぐ先にはコネクタがあります。そこから抜いてくれれば良かったのに…。
半田付け、スミチューブでシュリンクして復活。
アスピレーターは回ったのですが、やはり異音がします。カタカタカタ…って。
エアコン使っていなくてもキーがON位置にあれば常に回っているモーターなので耐久性が足りないという事なのでしょう。
このアスピレーターを取り外してオーバーホールしたいのですが。
アスピレーターの台座を固定しているプラスビス2本の内の1本、
すぐ前に鉄のフレームが通っていて普通のプラスドライバーが使えません…。
スパナの様に横から回せて高さがかなり低いプラスドライバーがあれば良いのですが、うちにはありませんでした。
なので取り外せません。
しょうがないので他の方法で誤魔化します。
軸辺りに5-56を吹きかけてみますがカタカタ音に効果無し。
カタカタ言うので経年劣化で樹脂部品が変形して回転系に接触しているのか?
アスピレーターを歪めてみると音が無くなる事が判りました。
なので、この辺分解した時に落ちてきたゴミ(ゴムチューブの切れ端みたいな)を挟み込んでみます。
これでとりあえず異音は無くなりました。
今後まだ異音が再発する様であれば、横から回せるプラスドライバーを買ってきてアスピレーター取り外し、
アスピレーターのオーバーホールの予定です。
そんな修理をした翌日、今度はアスピレーターからビーって音がなりました。すぐ止みましたが。
やっぱりオーバーホールします。
何か使えるプラスドライバー無いかなぁとかやっていると。
ん?この鉄のフレームはもしかしてここだけ外せるのでは?で、外しました。
なぁんだ。アスピレーターは簡単に取り外せました。
分解。
四角い樹脂(x2pcs)に磁石が埋め込んで有り、基板直付けのコイルで磁力を与えてモーターを構成しています。
この軸も分解したかったのですが。
軸のマイナスネジがどうしても外れず断念。マイナスは無くなってしまいました…。
下写真は反対側の軸受け。分解出来なかったので仕組みは良く分かりません。
軸を内蔵のバネで引っ張っている様です。
ところでカタカタ音の原因はここ↓でした。
コイルと回転子が接触しています。
本来軸全体がもう少し右方向に居たハズなのですが。
左側の軸受け部の劣化でしょうか?バネで左へ引っ張られてしまっている様です。
右の軸受けは先ほど外せなかったマイナスネジのおしり。
テーパー状に窪んでいて、軸が針状になっています。
分解出来なかったので良く見えないのですが、現状浮いていると思われます。
なので、軸ぶれをおこして共振した時にビーって音がする様です。
これに関しては分解出来なかったので修理も出来ません。
一応グリース吹いてみますが効果あるかどうか…。
カタカタ音に関しては基板(コイル)の取り付け位置を動かして調整します。
基板の端と基板を固定している丸穴をカッターややすりを使って削りました。
カタカタ音に関しては修理完了です。
いずれ左の軸受けが更に摩耗するとまた接触してしまいそうですが。
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