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2025-1、息子のノートの運転席の窓が動かなくなってしまったそうです。修理します。
窓のスイッチに多少の不具合がある様で、
窓が勝手に動いてしまうという事が過去何度かあったのですが、
今回はそれとは関係無い様です。
ものすごく重く動いて途中で力尽きるという様な動作でした。
レールとギアをグリスアップすれば良いのかな?
ドアの内張りを剥がし、スピーカーを取外し、穴から手探りでレールをグリスアップしてみます。
樹脂部品を多用している様なので、グリスはシリコングリスを使います。
所が全く効果無し。
モーターのギアは、想像していたのとちょっと違ってワイヤーで引っ張るタイプの様です。
これは…レールとモーターASSYで一度取り外さないとダメみたいですね…。メンドクサ。
ビニールを剥がします。発泡スチロールも取ります。
次に窓を取り外します。
窓を下の方に移動させると、窓を固定しているビスの頭が穴から見えます。
窓を固定しているビス2本を取り外します。
取り外した窓は、ちょっと斜めにすれば窓枠から取り外せます。
窓を取り外しました。
絶対に割っちゃいけないので、車内のソファーの上で大切に保管しておきます。
レールとモーターASSYを取り外しました。ビス7本。
レールの古い固まったグリスを削り落とし、シリコングリスで丁寧にグリスアップしておきます。
ところがそれでも効果無し。モーターの力ではなんとか動くか動かないか位重い。
モーターを分解してみます。
特にアヤシイ所は無いですねぇ…。
一応軸の端にシリコングリスを塗っておきます。
反対の端は樹脂のギアになっているので、こちらもシリコングリスでグリスアップしておきます。
せっかくなので電極も軽く磨いておきます。ブラシに注意して組みます。
他に怪しい所と言えば…。
ワイヤーですかね。アウターとその中を通るワイヤーの接触抵抗。
モーターとギアをレールASSYから取り外しました。
ソケットレンチの9.5mmがちょうど合いました。
樹脂を多用しているので、ワイヤーにシリコングリスを塗って何度も動かしてみます。
そうしたらやっと。スムーズに動く様になってきました。
窓が動かない主原因は(今回の場合)ワイヤーとアウターの接触抵抗だった様です。
車に取り付けて動作確認。ちゃんとスムーズに動く様になりました。運転席は。他の窓より。
そう、他の窓も同じ事をやらないといけないという事ですね…。
まぁとりあえず動けているので追々。
構造と原因は分かったので、
次回はモーターとレールASSYをドアから取り外さないで出来ないか考えてみる事にします。
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