プロジェクター EPSON EB-W10 分解 ジャンク 修理

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2021-3、キャンピングトレーラーに置くモニターを探していた所、プロジェクターにしようという結論になりました。

で、いままで私はプロジェクターを所有した事が無いので、

知識も無いのでとりあえず勉強としてジャンクを入手してみる事にしました。

EPSON EB-W10 。\500 + 送料\1600 = \2100。

仕様はこんな感じです発売は2010-10、実売価格は\90,000程だった様です。

取扱説明書はこちら。

3LCD、2600lmの水銀灯(UHE)200Wです。HDMI入力があります。台形補正は縦方向だけです。

パネル解像度は1280 x 800 (WXGA)、消費電力はノーマル280W/エコ228Wです。

ジャンクの理由は、温度警告が点灯して点かない。

早速分解してみます。

上写真左上にランプモジュールが入ります。上写真では取り外しています。

そこからフロント側に向けてFANで排熱します。

FANの右にあるのは電源です。水銀灯のバラストが見えています。

その下にAC/DC電源があります。

 

この状態で水銀灯の排熱のFANが回っていません。おやおや。

手で回してやると普通に回りました。

軸の掃除かベアリング交換した方がよさそうですが、とりあえずそのまま。普通に動いているので。

これで温度警告は点かなくなりました。

ところが今度は水銀灯が点灯して5秒程で消えてしまいます。ランプ警告が点灯します。

水銀灯のランプかもしくはバラスト、AC/DC電源の故障でしょうか。

 

構造の確認をしてみたいです。

メイン基板を取り外しました。

レンズのすぐ後に3枚の液晶パネルがあります。RGBそれぞれですね。

水銀灯のFANを取り外しました。レンズASSYも取り外しました。

バラストを取り外してAC/DC電源が見えました。

レンズASSYを裏から。

液晶パネル拡大。こんな感じになってるんですねー。

左がバラスト、右がAC/DC電源です。

AC/DC電源のPFC出力がバラストの入力になります。

バラストはTDK-Lambda のPKP-K200P という物

綺麗なもんです。寿命部品の電解コンデンサもありません。これが原因ではなさそうですね。

AC/DC電源のPFC出力もちゃんと出力されています。これも原因ではなさそうです。

という事は…。やっぱりランプでしょうか。

 

これ以上先に進まなそうなので、ランプを買う事にします。

純正品はELPLP58。定価\25k、互換品でも高いですねぇー

本体より高い補修部品を買うつもりはありません。中国通販で買います。US$11.96です

これで直れば良いのですが。

→届いたので交換、修理完了。ちゃんと映る様になりました。よかった。

ランプの使用時間は200h程となっていました。定格は3900hです。

正確かどうかわかりませんが、仮に正確なんだったとしたら、粗悪互換ランプですかね?

FANの故障が原因かもしれません。FANのメンテナンスしておきます。

FANはNMB-MAT 2410EL-04W-M59、12V 0.23A です。

普通軸はCクリップで止まってるもんなんですが…。金属圧入の様で分解出来ません…。

軸にグリースメイトを吹きかけておくくらいしかできませんでした。

次異常があったら交換ですね。

FANは異音もなく正常に回っている様に見えるのですが、かなり暖かい風が出てきます。

それなのに電源切るとすぐFANも止まってしまいます。

クールダウン不要はこの機種の売りのひとつの様ですが…。大丈夫なんですかね?

 

 

 

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