中華プロジェクター icodis T700

KANAU Laboratory > > RAPIDO 31T

KANAU Laboratory > AUDIO & VIDEO

 

2021-3、キャンピングトレーラーに置くモニターを探していた所、こちらのプロジェクターを見つけました。\10kです。

トレーラーのモニターとしての条件は、

@解像度が高い事。

パソコンも使いたいのでフルHD(1920x1080)が希望です。

A省電力に出来る事。

トレーラーのバッテリーの負担を無駄に増やしたくありません。

消費電力と明るさは相反するのですが、トレーラーで使う時は暗めにして低消費電力で使いたいです。

トレーラーのロールカーテンを下してしまえば済むのではないかと思っています。

光源が水銀灯(UHE)だと明るさ調整出来ませんが、LEDなら改造すれば明るさは自在に調整出来るかなと。

B設置自由度が高い事。

プロジェクター設置予定場所は棚の中。棚の壁をくり抜いてレンズを出そうと思っています。

スクリーン設置予定場所からは上下方向も左右方向もオフセットしてます。

レンズシフト機能があれば出来そうです。

C安い事。出来るだけ。収入は有限なので。

Dレンズ正面から見て、レンズが左寄りではない事。

 

プロジェクター最大手はEPSONみたいですね。上記AとC以外満たせる機種はいっぱいある様です

このプロジェクターは上記B以外満たしています。

\5kクラスの激安中華だとBの他@も満たせなくなってしまいます。フルHD対応じゃダメです。

私は個人でプロジェクターを所有した事が無い(仕事で会議室では使いますが)ので、

良く分からないので1台目としてとりあえず購入してみる事にしました。

 

商品が届いたのでとりあえず和室の襖を閉めて襖に映してみました。

ちゃんと高解像度で表示されます。

明るさに関しても部屋の照明を落とせば問題無いレベルだと思います。

設置調整機能は上下方向の台形補正(光学)とピントだけです。レンズシフトとかズームとかありません。

台形補正は四角に補正は出来ますが上下でピントがずれてしまいます。

スクリーンに綺麗に映る位置にプロジェクターを置けるのであれば問題ありません。

それから商品ページに50〜200インチと明記されています。

トレーラーでは40インチじゃないと収まらないので範囲外になります。

トレーラー用にこちらのスクリーンを購入してあります。

40インチ位になる位置までプロジェクターをスクリーンに近づけるとピントが合いません…。

まぁ想定内です。これに関しても改造ですね。

 

和室の襖を開けてみると、リビングの壁に映し出されました。

これが意外とイイ。

37インチのプラズマテレビとか、オーディオとか洗濯物とかカーテンがありますが、

脳内で変換すればこれでも一応大迫力で見れます。

ただ大画面にしてもどうなの?って思っていたのですが、実際見てみると迫力ありますねー。

リビング全体がVanessa Paradis の世界になってました。 

これに気をよくして、100インチのスクリーンを購入してみました。自立するタイプです。

ただハトメが付いていて吊るすだけのやつだったら意外と安いすなぁと思っていたら結局安くなくなりました。

スクリーンから3m離してプロジェクターを置いたら100インチになりました。

昼間でも遮光カーテン閉めれば見れます。

上写真だと画質悪い様ですがweb用に圧縮した為です。

パネル解像度は高いのでちゃんと高解像度で見れてます。

スクリーンの組み立ては簡単でした。

アルミパイプが3辺に入るのでほぼほぼちゃんとスクリーンを張ってくれます。

スクリーンの近くのリビングのソファから。

大迫力ですねー。

昼間、和室のカーテンを開けてリビングのカーテンを閉めた状態だと、

充分楽しめます。

パソコンから1920x1080で入れてもちゃんと映してくれます。

ただ…私の目の方が経年劣化でスクリーンの近くに行かないと文字が見えませんが…。

ちゃんと表示出来ています。

先程の画像の元画像を拡大しているのでカメラの性能でいまひとつですが、もうちょっとちゃんと表示出来ています。

 

初期不良はなさそうなので、分解してみます。

上写真左上に右向きにLEDがあります。メイン基板の下です。

上写真左下の黒いボックスの中は、左側にLEDとヒートパイプでつながっているヒートシンク、右側にFANがあります。

左上から出たLEDの光はメッキの筒を通り、上写真中央上の液晶パネルを通過します。

そのすぐ後に台形補正のレンズがあります。

上写真右上の鏡で90度向きを変えて、上写真右下のレンズを通りスクリーンに照射されます。

上写真右上の鏡の後にはFANがあります。エアダクト状に作ってあり、液晶パネルを冷やす為の物の様です。

スピーカーは上写真左上、右上にあります。ステレオですね。そんなに酷い音ではありません。

 

メイン基板を外しました。LEDとメッキの筒が出てきました。

メイン基板はこんな感じです。

電解コンデンサはSAMWEIというメーカーの物でした。

上写真左上の辺りのコネクタは上筐体に接触していて、ケーブルが千切れそうです。

上筐体を削っておきます。

電源基板です。LEDのヒートシンクとレンズの間に縦に刺さってます。

電解コンデンサはWMP、NOBLEというメーカーの物です。

AC100V(〜AC240V?)からLED用のDCを作っています。測定したらVfは30V程でした。

そこからデコデコで制御用とFANのDC12Vを作っている様です。

あれ?消費電力を測定したら160W程でした。それなのにPFC回路はありません。

高調波とか気にしないんですね。そうですよねこの値段では。

LED用のヒートシンクのFANです。

鏡の後にある液晶パネル冷却用のFANです。シロッコファンですね。

 

 

 

 

KANAU Laboratory > > RAPIDO 31T

KANAU Laboratory > AUDIO & VIDEO