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2025-11、E11ノートで5年程使っているドラレコ Yupiteru SN-TW9500dP が故障しました。
録画準備中です
しばらくお待ちください
の表示から進みません。
Yupiteru のドラレコは何台も使っているのですが、こんな事初めてです。
webで調べてみるといろいろな情報が出てきますが…。
とりあえず故障してしまった様だという事が分かりました。
このドラレコをノートに取り付けたちょっと後に、MOVEとステージアにY-200Rというドラレコを取り付けています。
これの動作と比較してみると、電源OFF時に数秒使って最後のファイルをメモリーに書き込むのですが、
故障した SN-TW9500dP はすぐに電源が落ちてしまいます。
スーパーキャパシタが機能していない様に見えます。
分解してみます。
カメラ本体のケースはツメではまっているだけです。
分解するコツとしては、画面枠を内側(画面中央側)に押し付けつつ、
microSDカードスロットの所からマイナスドライバーでこじる。
ツメが外れて開いてしまえば、後はピックで残りを開いていきます。
スーパーキャパシタが2本見えます。2.7V、6F、Φ8mm x 28mm が2本、直列接続です。
この状態でアダプターを挿してみますが、スーパーキャパシタの電圧が全く上がりません。あれ？
スーパーキャパシタを取り外して、ちゃんとコンデンサ(電池)として機能しているのか確認してみます。
スーパーキャパシタの定格電圧が2.7Vなので、安定化電源で2.0Vかけてみます。
するとちゃんとチャージされていきます。
電源を切ると、ちゃんと保持してくれます。
10ohmで放電すると、徐々に電圧がさがっていきます。
特に問題無さそうですね。2本共。
基板に取り付けて電源を入れてみますが、全くチャージされません。0Vのままです。
チャージ回路が壊れている様ですね。回路を解析してみます。
多層基板なので基板見てもちょっと分かりませんね…。
部品も小さいので、マーキングから部品を追うのも難しい。
故障部品を特定出来た所で、うちのハンダゴデ(Hakko 984)では部品交換も難しい。
電源からダイオードを通してチャージしているだけ？
それとも定電流回路を通している？
Yupiteruの電源アダプタの出力はUSB mini-B のコネクタを使っていますが、
電圧は5.0Vではなく5.7V位ある様です。
今回検証で使っている DRY-ST3000P の電源アダプターは実測5.7Vでした。
そうするとスーパーキャパシタの定格電圧は2本直列で5.4VなのでLDOを通している？
もしかしてON/OFF制御している？
とりあえずスーパーキャパシタの電圧が上がれば正常動作するのかどうか、確認してみます。
電源コネクタの近くのチップコンデンサに電源電圧が来ていたので、
スーパーキャパシタに直結して強制チャージしてみます。
するとちゃんと正常動作します。録画開始しました。やったー。修理方針が見えてきました。
このままだと、車のAccがOFFになると、スーパーキャパシタから電源アダプタに逆電流が流れてしまいます。
電源アダプタの昇圧デコデコのMOSFETのボディダイオードに大電流が流れて燃えてしまうかもしれません。
なので、間にダイオードを入れてみる事にします。
電源アダプタが3Aも出力出来ない(過電流防止機能がある)と思うので、3A、60V品のSS36を使いました。
電圧は…ギリセーフかな。
この状態で元通り組んで動作確認。
正常動作する様になりました。修理完了。
修理完了というか改造ですね。ちょっと心配です。
スーパーキャパシタの寿命が短くなってしまうかもしれません。
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