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エアコンの冷えが悪いのです。
これは新車購入の時からで、2001-7、ディーラーにクレーム入れた事もあるのですが、
故障では無い程度の個体差との事で、我慢していました。
それでも我慢出来なくなり、2011-8、ディーラーとは関係のない電装屋さんに見てもらった事もあるのですが、
コンプレッサーの能力がちょっと低いけど故障という程では無いと。
それでもやはり冷えが悪い。炎天下でアイドリングしていると汗かきます。
で、2018-8、ワコーズ パワーエアコン プラス A052 という添加剤を購入してみました。
道具は去年Y30のエアコン点検の為にマニホールドゲージを入手しています。
エンジンOFFの状態で車にマニホールドゲージを取り付けます。

この時点で低圧8.5kg/cm2、高圧も8.5kg/cm2を指しています。

エンジンをかけると、アイドリングで低圧2.8kg/cm2、高圧14.2kg/cm2となりました。

直射日光が良く当たっているので、外気温何度で換算すれば良いのか良くわかりません。

ちょっと高圧側が低い様な気がします。
電装屋さんがコンプレッサーの能力がちょっと低いと言っていたのはこの事なのでしょう。
エンジンの回転を2,000rpm位に上げると、低圧1.6g/cm2、高圧16.0kg/cm2となりました。
ここで早速、ワコーズパワーエアコンプラスを充填します。
webでパワーエアコンプラスの施工方法を見て勉強しました。
パワーエアコンプラスをちょこっとだけ緩めて、マニホールドゲージの配管内の空気を抜いてから、
パワーエアコンプラスにピンを挿して穴を開けます。
そのピンをゆっくりと戻す時にパワーエアコンプラスがエアコン配管内に充填されるそうなのですが。
挿す時にあっという間に充填されてしまいました。缶を下向けてとかやる間もなく。
エアコンが動いているにも関わらず低圧が5kg/cm2位まであっという間に上がってビビりましたが、
回転数を上げてやると圧は下がっていきました。
安定した所でアイドリングで低圧3.5g/cm2、高圧17.4kg/cm2になりました。ちょっと高い様な。
エンジンの回転を2,000rpm位に上げると、低圧2.5g/cm2、高圧17.6kg/cm2となりました。
とりあえずこれで様子見です。
マニホールドゲージの取り外しは、前回の教訓からコンプレッサーが回っていて、
低圧配管が低圧の状態で低圧のカプラーを抜きました。
それからエンジンを切って高圧配管の圧が下がってから高圧のカプラーを抜きたいのですが、
なかなか高圧のままで下がっていきません。
しばらく待って諦めて抜いてしまったのですが、
マニホールドゲージ内の高圧を抜く時に結構な量のガスが抜けていった気がします。
まぁでもしょうがないのかな。ちょっとガス入り過ぎな気もするしまぁいいか。
ちょこっと走ってみて。
残念ながら噂程の体感は感じられませんでした。私が鈍感だからか施工がうまくなかったのか。
でも真夏の炎天下でのアイドリングでも辛うじて汗かかなくなったので、
冷え方は多少良くなったのかもしれません。
2019-6、やっぱり冷えが悪いのが気になるので、低圧配管を断熱してみました。
断熱材は、難燃性のアーマフレックスFシリーズ。適合外径φ15mm、〜105℃。

百均のアルミワイヤーφ1.0mmで縛り上げてみました。
効果あるかどうか…。
ついでにエバポレーターをエアコン洗浄スプレーで掃除してみました。
2025-4、エバポレーターを掃除しました。なんかエアフィルターあるのに落ち葉とか入るんですよね…。

ブロアファンアンプ?を取り外してライトで照らしながら歯ブラシでゴミを取り除きました。
ブロアの羽根も掃除してみました。

特に臭いとかはないのですが、ステージアももう27歳なので。

樹脂の羽根を取り外して歯ブラシで水洗いしました。

綺麗になりました。
2025-9、相変わらずクーラーの冷えが悪いです。エアミックスドアはちゃんと動いているのだろうか…。
ブロアファンで吸い込んだ空気はエバポレーターで冷やされた後にヒーターコアで温められます。
ヒーターコアに通す空気の量をコントロールするのがエアミックスドアです。

クーラー使用時はエアミックスドアは完全に閉じているはずです。
ちなみにY30はヒーターコアに流す冷却水を止めてしまう設計です。バルブから冷却水漏れました…。
自己診断機能を試してみます。
エンジンかけてから10秒以内に、エアコンのOFFスイッチを5秒以上押し続けると自己診断モードに入ります。
温度調整ダイヤルの位置により、ステップ1〜ステップ4まであります。最低温度の所がステップ1です。
ステップ1は、表示灯の点検です。液晶画面、LEDが全点灯します。目視で確認します。
ステップ2は、センサーの点検です。液晶画面に2が表示されます。5秒間の点検の後、フタケタ目が表示されます。
20…正常、21…外気センサー異常、22…内気センサー異常、23…サーマルトランスミッター異常、
24…吸込温度センサー異常、25…日射センサー異常、26…エアミックスPBR異常。
暗い時は日射センサー異常が検出されてしまうので、日射センサーをライトで照らします。
ステップ3は、ドア位置の点検です。液晶画面に3が表示されます。8秒間の点検の後、フタケタ目が表示されます。
30…正常、31…VENT、32…B/L、33…FOOT、34…D/F、35…DEF、
36…インテークドア外気、37…80%外気、38…20%外気、39…内気。
ステップ4は、各出力機器の目視点検。41〜46までいろいろなモードに出来ます。DEFスイッチで切り替えます。
41と42はエアミックスドアがフルコールド(閉)になります。43〜46はフルホット(開)です。
エアミックスドアは直接目視出来ませんが、アクチュエーターの動きが運転席下から目視出来ます。
エアミックスドアのアクチュエーターはちゃんと動いてますね…。残念ながら問題無しです。
2025-9、20万km、とうとう全然冷風が出なくなってしまいました…。ガス漏れです。
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