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2014-7、2年前にリアブレーキが引きずりを起こしてキャリパーのオーバーホールをしたのですが、
今度はフロントが引きずり始めました。
オーバーホールをやります。
リアとはパーツの数が違います。構造が同じでは無い様です。
シールキット(オーバーホールキット)は、日産純正品の部品番号はAY600-NS013。
部品入手は今回も友達の部品商社さんにおまかせしました。自動車整備工場で使っている物だそうです。
Seiken SP-T82(追記:新品番は260-50082)。
キットには銅ワッシャがついていないのですが、ブレーキラインを外すので再使用不可の銅ワッシャは必須です。
SUN CP10、10mm、16x10x1。
キャリパーを取り外します。
ブレーキホースは百均万力でフルードを止めておきます。
まぁそれなりに汚いです。
基本的に交換は考えていないので#1,000で掃除します。
ピストンはメッキがサビで多少剥がれていますが、そのまま使います。
ブーツは、シリンダー側の溝にはめておいてから、それからピストン側の溝にはめました。
完成。
リアも2年前にオーバーホールしているので、これでこの先10年は安泰です。
新しいブレーキパッドは曙 AN-286WK です。
追記。2025-3、200,485km、前回オーバーホールしてから10年。
リアのキャリパーのオーバーホールと同時(都合で数日後)にフロントのキャリパーもオーバーホールしました。
今回もオーバーホールキットはSeiken 260-50082、銅ワッシャはSUN CP10。
ブレーキホースはノートの時同様、ゴムシートの破片、1mm厚の丸いアルミ板、ロックプライヤーで漏れ止め。
ピストンは前回同様の汚れ具合でした。前回同様#1,000で掃除。
今回ブーツの取付でちょっと苦労しました。
多分前回も苦労したと思うのですが、記事にしてなかった様なので改めて書いておきます。
フロントのキャリパーはリアの時と違って、
ブーツのシリンダー側を嵌めてからじゃないとピストンを入れられない構造でした。
かと言ってシリンダー側に入れてからピストンを嵌められない…。
で、上画像の様にピストンに被せた状態でブーツのシリンダー側を溝にセットして、
それからピストンをシリンダーに入れてブーツをピストンの溝に入れました。
都度全周に渡ってバランス良く正しくセット出来ているか確認しつつ。
それからシリンダー側の溝は精密マイナスドライバーとリューターのワイヤーブラシを使って
サビを落としておきます。
そうしないとブーツがうまく溝に嵌ってくれませんでした。
ピストンシールとピストンブーツがうまく取り付けられたら、
スライドピンもゴムを交換してグリスアップして取付。
キャリパー取付ボルト(スライドピン)のトルクはフロントは22Nm〜31Nmです。
ブレーキホースは新しい銅ワッシャ2枚で取付。エア抜きして完了。
これでフロントキャリパーもまた10年安心です。
嫁さんにあと10年も乗るの?と言われました…。
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