ホットマンのメンテナンス 循環液の交換

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2011-1。ホットマンのメンテナンスをします。

業者に依頼すると、室内機分解清掃、室外機消耗品交換、循環液交換で、

\15,000位かかるらしいです。

私の場合はもちろんDIY。自分でやります。

 

室内機の分解清掃をやりました。

続いて循環液を交換します。

 

交換方法は、富士通のページで公開されています。

(2012年、リンク先が無くなってしまったので、下記にコピペしておきます。)

Q. 不凍液の交換はどのようにするのですか?
A.
  1. 室外機、室内機の電源遮断(電源プラグを抜く)。
  2. 室外機裏面のドレンカバ−(ビス4本)を外す。
  3. 廃水用容器を用意し、ドレン口の栓(4mmプラスビス)を反時計方向に回し排水をする。
    《外機の設置状態によりドレンカバ−が開けられない場合》
    給水口より給水フィルタ−を外し、給油ポンプで給水口から直接抜き取る。
     (注意) 廃液は必ず産業廃棄物として処理願います。
  4. シスタンクの廃水を抜き終えたら、ドレン口の栓を時計方向に閉め込み、水道水をシスタンクに注水し、室外機の電源を入れる。
  5. 制御基板の試運転SWを押し、水を循環させ内外機および、配管内の汚れをとる。
  6. 試運転SWを押し、循環ポンプを止める。
  7. 上記作業3. 〜 6.を2 〜 3回繰り返す。(室外機の電源は入れたまま)
  8. 新しい不凍液(ブライン)を入れる。(当社純正ブライン)
  9. 制御基板内の試運転SWを押し、不凍液を循環させ、水位上限に達するまで不凍液を追加し、水位が下がらなくなるまで、約10分間以上温水ポンプを運転する。
  10. 試運転SWを押し、循環ポンプを止める。
ご注意
・他の不凍液を使用したり、混合すると故障や事故の原因になります。
・外気温が−20℃までの地域では、不凍液KBB-395を使用してください。
・外気温が−20℃以下の地域では、不凍液KBB-505Vを使用してください。
・不凍液濃度が薄い場合には、凍結の恐れがあります。
・当社純正ブラインの濃度は、KBB-395は39%、KBB-505Vは50%に調整されています。
・暖房水量については、下表を参考にしてください。

 

  暖房水量
室内ユニット 0.78L
室外ユニット C年度(1997年製)以前品 2.90L
D年度(1998年製)以後品 3.06L
温水配管(往復) 1mあたり0.1L

 

うちの場合、必要循環液量は合計で下記になります。

室外機(1台目)3.06L + 室内機0.78L x2 + 温水配管0.1L x5M = 5.12L

室外機(2台目)3.06L + 室内機0.78L + 温水配管0.1L x3M = 4.14L

5LのKBB-395Tを2個購入しました。


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ちなみに-20℃以下になる地域の場合はKBB-505Tを使うそうです。

 

室外機1台目の循環液を交換をします。

前面下のビス2本を外して前面パネルを斜め下方向にスライドして前面パネルを外します。

左側に水タンクがあり、その下のポンプ(?)にドレンがありました。

ドレンは手で緩みます。

ドレン位置が低いので、バケツで受けられません。なので、こんな風にしました。

食品トレイの端を切り取ってトレイからオケに流し、それをバケツに移します。

 

排水が終わったらドレンを締め、水を入れ、室外機制御基板のタクトスイッチを押し、

ポンプを動かし、循環させます。

すると循環水はあっという間にピンクになりました。

どうも、室外機のタンクの水しか抜けてなかった様です…。

そういえば抜いた循環水は3L位しかなかったなぁ。

これを2〜3回繰り返すと説明にあります。

最終的に、水で薄まった循環水が3Lしか抜けない事になります。

そこに39%循環水を3L入れると、濃度が変わってしまうではないかっ。

という事に気が付きました。

不凍液濃度が薄い場合には、凍結の恐れがあります。とも書いてあります。

更に、下水に流せない産業廃棄物がたっぷり出来てしまいます…。

 

予定変更です。

配管と室内機の循環水が抜けないからいけないのです。

室内機を取り外し、室内機と配管の循環水を全部抜いてしまおうと思います。

温水コネクタには止水弁が付いています。

なので、室内機の温水コネクタを壁から外したら、

壁の温水コネクタの止水弁を指先で押してやります。

すると、配管が空気を吸い込み始めると同時に、

配管内の循環液は室外機のタンクに戻っていきます。

室内機も同様に、温水コネクタの室内機側の止水弁を指で押してやります。

始めなかなか循環液が抜けないですが、抜け始めるといっぱい出てきます。

 

そんなわけで、先日掃除をサボったもう1台の室内機も外す事になってしまったので、

せっかくなので分解清掃しました。

やはりリビング使用の物よりもほこりは少なかったです。

 

これで室内機、配管、室外機の全ての循環液を抜く事が出来ました。

後は用意した純正循環液のKBB-395Tを入れてやります。

始めは3L程しか入りませんが、室外機の制御基板の試運転スイッチを押し、

循環水を循環させてやるとまた減っていくので、追加で循環液を入れます。

最終的に、ちゃんと5L全部入りました。

計算上5.12Lでしたので、殆ど全て抜けていたという事になります。

 

古い循環液は、とりあえず新しい循環液が入っていたタンクに移します。

8L程度あるはずですが、排水口の上でバケツからタンクに移したら、

5Lのタンクがちょうどいっぱいになりました。

3Lも流れちゃったのかぁ…。水をいっぱい流して薄めてやります。

 

続いて室外機2台目です。

こちらは室外機1台目と比べると、パワーが小さく、新しい室外機となります。

とは言っても設置から3年経ちます。循環液交換です。

排水ドレンが先程のと違います。と思ったら、

ホースを抜くと同じでした。

ここから同様に室外機の循環液を抜きます。

ドレンを緩めると、上画像のドレンボルトの真ん中の穴から循環液が出てきました。

あれ?さっきのはドレンボルトを外さなきゃ出てこなかったのに。

さっきのはつまっていたんですねきっと。

 

室内機、配管の循環液も先程同様全て抜きます。

続いて新しい循環液を入れてやると、新しい5Lの循環液は、1L程残りました。

計算上4.14Lなので、こちらも全て抜けていた事になります。

古い循環液は、残った1Lと共に新しい循環液が入っていたタンクに移します。

今度は先程の教訓を生かして、あわせてほぼ5Lいっぱいになりました。

下水には殆ど流していないです。学習しました。

 

古い循環液が10L出来てしまいました。

車の冷却水と同じで、下水に流せません。

さぁどうしよう…。

この2個のタンクは、雨がかからない場所に、フタを開けた状態で置いてみました。

時間が経てば水分だけ蒸発して、タンクを燃えるゴミとして捨てられる予定です。

ちなみにうちの地方では、焼却場の燃焼温度が高いとかで、

プラスチックは燃えるゴミに出すルールです。

 

これでメンテナンスは終わりです。

これからまた3年間、ホットマンは安泰の予定です。

 

 

 

2018-10、寒くなる前に循環液を交換しました。

前回同様KBB-395Tを2個用意します。

また新たに10Lの廃液が出来てしまいました…。

ちなみに前回の廃液は蒸発して5Lに減っていました。

 

廃液の処理に関してちょっと調べてみたのですが、

このKBB-395Tや家庭用の冷暖房機器の循環液の主成分はプロピレングリコールという物で、

毒性の無い安全な物だそうです。化粧品や食品にも入っているそうです。

対して車のLLCの主成分はエチレングリコールと言って、人間が飲むとコップ一杯で死ねるそうです。

海外の環境にうるさい地域では、車のLLCをプロピレングリコールに置き換えていっているそうです。

ただ、プロピレングリコールはだいぶ高価なので…。

処理に関してですが、どちらも生物分解性が高く微生物によって容易に分解される様です。

下水処理場でも簡単に分解されるのだとか。もしかして下水に流しちゃっても平気なのかな?

土の上に撒いておけば数日で微生物によって分解されてしまうともされないとも。

あと、何かに浸み込ませて燃やすとか、燃えるゴミに出すとか。

まぁここも含めてネットにある情報の信憑性も確証が無いので、

私はとりあえず溜め込んでおく事にします。

廃液は環境汚染の恐れがありますので、産業廃棄物処理業者に委託処理してください。

と明記されていますし。不法投棄は逮捕されますし。

→後日。車のLLCの処分と同じ方法で、猫砂で固めて燃えるゴミに出しました。

 

 

 

2025-10、循環液の交換をやりました。7年振りです。

前回同様KBB-395Tを2個用意します。まだ売ってくれてるんですね。

 

 

 

 

 

 

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